ILE サブタイプ - 訳ソシオニクス

直感型サブタイプ Ne-ENTp (Ne-ILE)
V. MegedとA. Ovcharovによる記述
外観

飄々として雲に浮いたような、子供っぽいナイーブな印象を与える。社交的で会話も上手。読書家で好奇心旺盛。新しい情報を友人や仲間に積極的に話し、彼らの意見に興味を示す。一見柔らかな物腰だが、自分の意見を主張するときは頑固で平静を装う。物事を議論するのが好きだが、その議論を対立に終わらせることはほとんどない。他人が何のきっかけも与えていなくても、しばしば微笑む。同じ笑顔で、ばかげた話題も真面目な話題も話す。普段は誰にでも親切で、批判的な発言にも容易に腹を立てない。物忘れが多く、散漫なところがあるが、本当に興味があることは最後までやり通す。身振り手振りも話し方も、ゆっくりしているようでいて加速している。ポーズは楽そうに見えるが、視線は散漫で焦点が定まっておらず、歩行や動作は確実性や堅固さに欠ける。

性格

新しい現象、珍しい現象、理解されていない現象に興味を持つ。好奇心が強い。普段から本をよく読み、興味の幅が広い。センセーショナルなニュースで人を驚かせるのが好き。様々なアイデアや事業の将来性を見抜くのが得意である。十分な収入がある場合は、見返りのあることよりも、面白いことに没頭することを好む。自分にとって面白いことや有益なことであれば、一つのプロジェクトや問題に没頭することができる。

定期的な感情の揺さぶりを必要とする。友人の輪の中で楽しく過ごすことに喜びを感じる。友好的で、自信があり、楽観的な人が好きで、挑発的なユーモアで気分を高揚させることができる。人が自分にどのように関わっているかをよく見ていない。自分の感情を表に出すことを恐れ、長い間、それを疑っている。物事を急ぐのが嫌い。このため、機会が既に失われている場合、大幅に遅れてイニシアチブを発現することがある。

主な成果はまだ先にあると信じているので、計画やアイデアの実行を急がない。時折、無秩序、意志とイニシアチブの欠如に苦しんでいる。時には、失われた時間を取り戻そうと、仕事を急ぐことがある。困難な状況下では臨機応変に対応することができる。しかし、危機的状況に直面し、それが彼を刺激し、活力を増大させない限り、安静時には、ほとんど自発性を示さない。その後、積極的に仕事に取り組み始め、時間や資源を惜しむことなく、速やかに任務を遂行する。ルーチンワークや規則的で単調な仕事を嫌う。厳しいスケジュールをこなすことができない。

優しさと理想主義、そして信頼できる性格を兼ね備えている。生来の非現実性と騙されやすい性格のため、簡単に騙されることがある。正義感が強く、善良なものを信じる性質があるため、そのような失望を実感することは難しい。褒めることは少ないが、普段から他人に対して好意的で、相手の希望や要望を理解し、みんなの役に立とうとする。困難な状況から抜け出すための助言を喜んでする。意見の相違や衝突を避ける。良好で友好的な関係をサポートする。必要であれば、自分の間違いや非倫理的行為の理由を説明しようとする。

うぬぼれない。自分にとって重要な事柄については、時に信念を貫き、不屈の精神を発揮することがあるが、自分の利益は、自分が世話になっている人々の利益ほどには守らない。常に責任感がなく、約束したことを守れないことがある。それを承知で、人間関係を壊さないように、誰とも約束をしないようにすることもある。

日常生活には消極的で、そのようなことに関しては他人に主導権をゆだねる。美的感覚に関わる問題では、しばしば相手の好みに依存する。かなり無頓着で、自分のすべきことを忘れることがある。些細なことに気を取られ、重要な締切に間に合わなくなることがある。スケジュールをこなし、常に秩序を保つことは、本人にとって負担に感じられる。

ヴィクトル・グレンコによる解説
新しさを感じるのが得意。多くの発明や発見をすることが少なくない。卓越したアイデアマン。大胆で前向きな提案をする。しかし、飽きっぽい性格で、新しいこと、面白いこと、魅力的なことを求めて、仕事やプロジェクトを中断することがある。ビジネスで自己実現ができる。行動的で口が達者、身振り手振りが多い。体格はがっしりとしていて、不屈の精神を持ち、男性の場合、口ひげを生やしていることが多い。外見を重視する。

論理サブタイプ Ti-ENTp (Ti-ILE)
V. Meged と A. Ovcharov による解説。
外観

ロジカルサブタイプは、真面目な人という印象を与える。鋭い性格で、時には思いやりに欠けることもある。自己主張が強く、早口で、通常、断定的な口調で話す。自分の意見を他人に押し付ける傾向があり、判断が過度に断定的になることがある。時には自己主張が強く、自信に満ちているように見える。せっかちで、他の人が話し終えるのを待ってから割り込むことができない。新しいことを取り上げることが多く、それを実用化しようとする。積極的に自分の利益を守ろうとする。その際、相手を怒らせてしまうことがあるが、そのことに気づいて、状況を修正しようとする。やや自己中心的で、些細なことに腹を立てるが、しばらくすると、再び好意的で友好的な態度をとる。行動は予測不可能で、対照的である。視線はあるときは散漫で、あるときは試練と粘りを見せる。歩行や身振りは揺れ動き、自信に満ちているように見えるが、協調性は乏しい。ポーズは自由奔放である。簡単に距離を縮めることができ、会話の相手を抱きしめたり、キスしたりすることもある。

性格

何事も論理的に分析することが好き。実務に応用できる可能性があれば、理論的な展開に取り組むこともある。古い理論や手法を批判的に検討し、質的に新しいものを創造することができる。漠然としたアイデアを、実現しやすい具体的なプロジェクトに落とし込むことができる。可能性や将来性を感じ、マーケティングセンスがある。既成概念にとらわれない。そのため、自分にとって重要で基本的なことでない限り、始めたことをすべてやり遂げることができず、散漫になることがある。自分の活動のタイプを完全に変え、新しいことに飛び込むことが多い。また、やり尽くせないほどのプロジェクトやチャンスに積極的に参加する。

自分の意見を他人に押し付けようとする傾向がある。自分が間違っていると証明された場合、それを認めるのは難しい。威圧に屈しない。成功の見込みがなくても、優れた相手には挑戦することができる。議論になると興奮しやすく、しばしば短気になる。プレッシャーにさらされると、大胆かつ積極的に反撃する。パニックに陥ると、冷静かつ自信を持って主導権を握り、集中力と決断力を高め、迅速かつ論理的に行動する。どんな困難な状況でも打開策を見出すことができる。

活動的でエネルギッシュ。戦略的な質問に精通し、進取の気性に富む。新しい事業が有望だと思えば、すぐに人を引きつける。常に新しいアプローチと現在の問題に対する解決策を探し求めている。達成されたことに立ち止まらない。根本的な解決策を提案する。野心的。必要であれば、厳しい態度で臨む。妥協することを好まない。

リーダーとして、誰もが自分の仕事によって占められ、その場所にいることを好む。活動、チームワーク、結束に彼の周りの人々を奨励する。民主的な性格で、対等な立場で第一人者になろうとする。階級や順応性を尊重する傾向はない。他人との会話は、親しみのある言葉に切り替えやすい。握手や笑顔で積極的な性格を示す。誰に対しても公平であろうとするが、真実を直言することを恐れない。尊敬されることを望む。議論や争いに奔放になることがある。自分を利用しようとする堂々とした人たちとは距離を置こうとする。

時々、活力と気力を高めるために、良い仲間と過ごしたり、他の活動（スポーツや趣味）をする必要がある。有益な人脈を作るのが好き。人を見る目がないため、ときどき怪しい人たちと付き合うことがある。その結果、定期的に人に幻滅する傾向がある。積極的で安定した人間関係を築くのは難しいが、ばらばらでも約束は守ろうとする。

感情に対して不信感がある。自分の気持ちを伝えるのが怖く、相手の反応に不安がある。人間関係における不確実性を痛感している。相手の期待を裏切り、自分も裏切られることを恐れるため、互恵関係があると信じれば、自分の欠点を正直に話す。パートナーに依存することを恐れている。個人的な愛着よりも仕事の利益を優先させることが多い。非難や批判は彼を苛立たせる。自分の独立性と見解を激しく鋭く主張することができるが、後でそれを後悔し、相手を気遣うなら、物事を円滑に進めようとする。

ヴィクトル・グレンコ氏による解説
自己没個性的で思慮深い人。哲学、宗教、生体エネルギー学など、現実とは直接関係のない思想に惹かれる。好きな職業は、異なる論理体系を比較すること。オフィスリサーチャーの一種。体格がよく、動作が角ばっていることがある。外見にあまり気を使わず、健康にもあまり気を使わない。