LII サブタイプ
論理サブタイプ Ti-INTj (Ti-LII)
V. Meged と A. Ovcharov による解説。
外観
論理的サブタイプは通常、冷静で、まじめで、自己完結している。しばしば、かなり断定的で妥協のない判断を下し、反論の余地を残さない。興味のない話題の時は、無口で厳格な態度で、相手を重々しく見つめる。相手が軽蔑的な態度をとれば、その場をしのぐことができる。余分な感情を排し、自分の考えをはっきりと饒舌に説明することができる。長時間の議論や談話を好まない。様々な現象、数値、事実を分析し、比較する。意志の強い人という印象がある。唇はしばしば密に圧迫され、話し方は正確かつ唐突で、声のイントネーションは変化に乏しい。バランスがとれている。しかし、彼の凍りついたような表情は、時に予期せぬ衝動的な筋肉の動きとして、彼の内なる感情を反映することがある。
性格
論理的な傾向の分析的思考能力が発達しており、システム、スキーム、分類、構造などに精通している。主成分を見極め、副次的なものは切り捨てる。特殊な事実や離散的な事実を一般化するのが好きである。新しいアイディアに対しては、自分で確かめるまでは不信感を抱き、そのアイディアの忠実な支持者になることができる。現実的にプロジェクトの将来性、可能性、機会を評価する。個人的な利益や人間関係より、ビジネスを優先する。仕事のためなら、自分の都合や快適さを無視することができる。公正さと合理的な秩序を非常に高く評価する。
普段は礼儀正しく、きちんとしていて、まじめである。行動は非常に率直で、人間関係における柔軟性や外交的な対応に欠ける。感情や愛情はかなり安定している。招かれざる客や突然の電話を好まない。初対面の相手にはあまり積極的になれない。原則的に友人は少なく、職場の同僚や気の合う数人の仲間との付き合いに限定される。他人が自分にどのような関わり方をしているのかをよく知らないので、コミュニケーションはかなり控えめである。厳格さの仮面の下に自分の感受性の強さを隠している。他人の共感を得ようとはしない。自分の興味のある話題を好んで話し、余計なことは無視・省略する。興味のない話題は、時間を無駄にしないよう会話を避けようとする。褒め言葉、押し付けがましいアドバイス、自分の身辺に向けられた過剰な注目は好まないが、心の底では自分の活動に対する肯定的な評価を必要としている。
目的意識が強い。設定した目標の実現に向けて、粘り強く、頑固に努力する。要求が多くなると、自分から申し出る傾向がある。勤勉で几帳面な性格。面白くない仕事でも、やらざるを得ないように仕向けることができる。一度にいくつものことをするのが嫌いで、特に急いでいるときは嫌がる。約束を守る人です。良心や責任感よりも、管理的な手段で規律や秩序を守ることを好む。自分で決めたことは、自分で責任を持つべきと考えている。自分の利益を守ることを嫌うが、必要であれば自分のために立ち上がり、頑固で妥協を許さない態度を示す。命令されることを嫌う。外部からの強い意志に基づく圧力には冷静に対処する。鋭い批判にはそれなりの反応を示し、必要であれば叱責することができる。他の手段がうまくいかないときだけ、ごくまれに強制に訴える。
不必要な混雑を避けるために、自分の活動を計画する方法を知っている。穏やかで慎重な生活を好む。自分の健康に気を配ることが、良い結果を生む鍵である。必要最小限のものしか持たず、快適さを求めず、過剰を嫌う。親しい人には気を遣うが、家庭内の問題には消極的。仕事と趣味に時間を割きたい。
ヴィクトル・グレンコによる解説
具体的かつ構造的で、あまりに突拍子もないアイデアに不信感を抱く。研究においてはオーガナイザー的存在。博学だが、自分の狭い範囲にとどまる。合理的なシステムの信奉者。行動面ではドライで抑制的、権威主義的なところがある。グループ内の議論や摩擦を好まない。心理的に大きな距離を置いている。服装は厳格で、体型を整えようとする。
直感型サブタイプ Ne-INTj (Ne-LII)
V. MegedとA. Ovcharovによる記述
外観
直感型のサブタイプは、コミュニケーションにおいて、ソフトで少し控えめな印象を与える。会話では、抑制的で、気配りができ、アドバイスをしたり、自分の知識や結論で相手を感動させたりして、相手に好かれようとする。その場合、真面目な態度や視線は柔らかくなり、声には好意がこもる。発言は必ずしも絶対的で断定的ではないが、行動は頑固で妥協を許さない。黙って議論に参加することもあるが、自分の意見を曲げることはない。普段はあまり感じないが、極度の緊張状態になると、声のイントネーションや衝動的なジェスチャーで感情があらわになる。歩調は穏やかで同期している。ポーズはやや控えめで、特に肩が前かがみになっていることがある。動作はやや不安定で希薄。ジェスチャーはケチで制約が多く、時々無意識に衝動的で協調性に欠ける。
性格
様々な現象や過程を分析するのが好き。新しいもの、珍しいもの、特に自分の興味のある分野であれば、何にでも興味を持つ。想像力が豊かで、自分の仕事に創造的な要素を取り入れようとすることが多い。新しいアイデアや取り組みに対して、良い感触を持っている。新しいアイデアを積極的に開発し、実用化する。特定のテーマについて深く分析することができ、隣接する分野にも興味を持つことができる。仕事ぶりは安定しているが、ルーティンワークに飽きやすく、新鮮な感動や変化を求めている。
論争になると興奮し、何らかのアイディアで周囲を鼓舞することができる。自分の主義主張に関わる議論では妥協しないが、他人の弱点や異なる視点に対する寛容さを身につけようとする。通常、相手の話を聞き出し、有益な方向へのイニシアチブを促す方法を知っている。他人の能力を評価し、適切な応用を見いだすことができる。話し上手で、聞き手に簡潔かつ明瞭に伝えることができる講師である。
控えめで、ある程度愛想が良く、礼儀正しく、気立てが良いが、人付き合いに疲れやすいため、あまり親しくなることはない。もし相手に興味があれば、知的な接触をして、アイデアや新しい提案をすることで、その人に好意を抱くことができる。かなり私的で、私生活を話題にすることを好まず、自分の感情をビジネスや個人の主義主張より優先させない。他人との関係では控えめで不信感が強いが、相手の気持ちに応え、その人の問題に関心を示す傾向がある。旺盛で活力に溢れ、仕事上の手助けをしてくれる人を求めます。自分の活力を高める方法を知っている、感情的で楽観的なパートナーを必要とする。しかし、自分の独立性が少しでも損なわれると、自分の中に閉じこもり、自分の主義主張を頑なに守って、関係を壊してしまう。あまり攻撃的にならず、やさしく説得できる人にしか、自分を動かせない。
管理的な圧力や支配を嫌い、人の可能性を伸ばすのに妨げになると考える。仕事において重要なのは、義務感ではなく、プロジェクトに対する興味であると確信している。自立を目指す。しかし、同時に彼は通常、規律正しく、時間を守り、良心的である。自分で計画を立て、それに忠実に従う。通常、行事には遅刻せず、決められた時間に間に合わせる。
時々、自分の判断が断定的で、異なる視点に寛容でないことがある。新しい事実や状況の影響を受けても、自分の信念、結論、習慣、方向性を劇的に変えることはない。自分の以前の見解を見直したり変えたりするのは非常に困難で、時には無意味な頑固さを示すこともある。高い自尊心と発達した尊厳の感覚を持つため、間違いを認めることが困難な場合もある。このようなことから、付き合いやすい相手とは言えず、人生において多くの対人関係の問題を引き起こす。内面的には、自分の失望を痛感しているが、自制心を失い、他人の尊敬を失うことを恐れて、喧嘩を避けようとすることがある。懐疑的で不信感が強いが、それを表に出すことはない。感情表現は控えめだが、機嫌がいいときはユーモアで会話を盛り上げる。
日常生活に関することでは、屈託がなく、従順である。家事や雑務を完全に避けることができない場合は、先延ばしにしようとする。官僚主義を嫌い、様々な部署に陳情したり、書類を作成したりすることを嫌う。たとえ自分のプロジェクトが苦境に立たされていることが分かっていても、そのような問題には不屈の精神を発揮する。このような場合、他の人の助けを借りようとする。健康には必ずしも気を配っていないが、その重要性は理解している。病気の治療には一貫性がなく、フォローアップに欠ける。最新の趣味や流行に敏感で、見栄えの良い外見を保とうとしている。
ビクターGulenkoによる説明
分析家であり、優れた研究者であり、構想家である。一般的な性質の問題に注意を払う。オプションとアイデアの生成者。今現在の結果よりも、将来の潜在的な成果を重視する。人づきあいがスムーズで、礼儀正しく、注意深い。外見上、しばしば頑健に見え、外見と健康に気を配る。
